カーカーカーと鳴く。
道ひとつ離れたところで、カーカーカーカーカーと二声多い反応が返る。
元のカラスは、隣の屋根上から少し遠目で視線を伸ばしている。
二声多いカラスの次には、もう少し遠い位置で、呼応した鳴き声が聞こえる。
聴いていると、三角通信だが、単に三匹だけでなく、ほかに別途の通信グループの鳴き声も聞こえる。
わんこらは、至近の声主を見上げるが、あいつら何か仲間内で交信しているなという顔つきである。
犬もカラスも、群れの生き物だが、生業はずいぶん違う。
犬は愛玩動物として飼い主につき、カラスはカラス軍団で黒い集団で移動する。
かつてのネット知己に、街場カラス研究家がいるが、カラスも生きる必要のあるときは、人間や獣の至近距離にまで近付き、モノを奪ったり、仔を守ったりする。
個と集団の問題は、どの種も使いわけ、かつ統合する。
うちの庭でも、カラスがモノを漁った形跡が残っていることがある。
われわれは、適宜に空間を結界しつつ、細胞の細胞膜を生体必須物質が出入るするが如く、相互に出入りする。
われらが国境をスクランブルでドッグファイトするのもさも似たり。
そして、それらのGPSは、宇宙施設から発されていたりする。
世界は階層性を循環しつつ動いている。
さて、今日もわんこの如く、カラスの如く、おのが背負っている人という五感第六感で生きるか。
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