2016年10月4日火曜日

寿司ざんまい

頼りない朝の天気が、昼には晴れあがった。

予約本が来たので、バスに乗って受け取りにいく。
停留所の前は、道路工事の真っ最中だ。
ユンボでトラックに積んだピッチを工事穴に放り込む。
餅つきではないが、それを電動ペースト用ドリル様器具でベタッと広げていく。
最近の工事は、大した筋力は必要のないようになっている。
その横を通った生協の宅配車も、女性ガッテン職員が荷物昇降機を使ってスピーディに配っていく。
もう、昔でいう力仕事は、ほとんど機械が動かしていくので、あまり職種適性として男女差はない。

本を受け取って、久しぶりに近くのスーパーのテナント寿司店に入る。
愛犬の世話で、久しく利用していなかったが、ちょうど昼時を少し外れた時間で、楽しむには丁度良いタイミングだ。
案の定、ほどよい程度に空いていて、少し遅い昼食を楽しむ。
基礎代謝も小さくなり、話題のオートファジーも利用して、少々余り気味の細胞内蓄積物を分解排泄するのがよい年頃なので、大した皿の数にはいかずに満足する。
一杯の汁ものとビール、お茶をいただけば、もうフルストマックだ。

店を出ると、ハンディキャップのあるご高齢者を介護者がタクシーから車いすに移動している現場に出会う。
おかげでタクシーを探すことなく、スムースに帰還できた。
遠い昔、寿司屋でバイトしていた同級生が、毎日毎日賄い飯に寿司を喰わせてくれるのだが、しばらくしてうんざりしてきたとぼやいていたのを覚えている。
いくら美味いとされる食事も、特別のフリークでない限り、毎日は飽きる。

今日の飽食を終えて、しばらくはカロリー不足にして細胞も、組織も、全身もハングリーに持って行こう。
ダイエットやオートファジーと直接の関係はないにしても、空腹が最高のアペリティフであることに間違いはない。

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