2016年10月17日月曜日

コンビニ人間

特に何を買おうと思ったわけではないが、コンビニに出向く。

遠くにあるコンビニで、連続に、レシートはよこさぬは、入力できないと、このレジでなくあっちの端末で自分で入力してくれなどと言われて、こちらも文句を云わざるを得なかったりとか、コンビニは、こちらのリテラシーで出来る限り店員に作業を任さず、セルフの機械いじりで利用するにしかずと思い定め、近所のコンビニもそういう方針で使おうかと勉強に出向いた次第だ。

芥川賞の「コンビニ人間」は、コンビニを徹底的に血肉化した女性が主人公だが、実際の店員は、上記のように適当で、自分の負担やミスは客におっかぶせて恥なき人々が担当していることが少なくない。

ただ、自分のコンピューターやタブレットでは出来ぬ上出来の技を、コンビニ端末はこなす。
こちらのリテラシーを鍛えれば、どうしようもない店員でもちゃんと選別すれば、相手の能力に合わせてそれなりに働いてはもらえる。

コンビニには、コンビニに置いてあるはずのモノやサービスのみが置かれている。
今朝外回りで寄り道したホテルには、国際的に評価の高いシェーバーが置いてあった。
昨日みた通販宣伝誌でその存在を知った。
なかなかインテリジェントなマシンなので、通販で買ってもいいなと思った商品だ。
少し高価だが、外国客の多い庶民的ホテルにも、しっかり置いてある。
こういうものは、コンビニの射程内ではない。

コンビニだって、ホテルだって、通販だって、現代の「私の大学」だ。
そして、暖かい、余裕をもって対すれば、スタッフだって、システムだって、十分に呼応してくれる。
できること、できないこと、こっちのありようもしっかり相対化し、ソフィストケートすれば、各々が実に秀逸なスポットになり得る。

そんなこんなを思っているうちに、今日も、はや八だ。
一日にこなしたい作業も終え、これからお気楽極楽のバスタイム。

ああ、実にコンビニな、いまようの至宝のときだ。

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