2016年10月29日土曜日

歩け、あるけ、歩け、あるけ~♪

本を背中にかついで、腐葉土とビールを両手にぶら下げて、帰還する。
たいした遠距離でないものの、ジムでちょっとした運動をしたような感じ。

ショーウィンドウの映るは、しょぼくれた初老の男。
たまに、このようにわが姿を現認すると、まるで筑波のガマ気分で、脂汗が流れる。

思えば、高齢社会のまっただなか。
卒中の後遺症を持ちながら杖を使って歩く人、運動器に支障があって身体を左右や上下に揺らし揺らして歩く人、自分の姿など洟垂れ小僧だ。

大変でも、歩く。
歩き続けないと、すぐに能力は落ちる。
少し前は、隠居で安楽になんて幻想もなくもなかったが、このところ、生きている、生きていくというのは、絶壁の不動心で艱難辛苦を引き受けていくことだと気が付いた。

ただ、不合理な動きは、摩耗をはやめる。
次回の本の予約は、うまい年寄道、ライフスタイルだ。
がむしゃらや無用なあがきを断捨離して、淡々と老いるを学ぶ。
頭でっかちにわかることでなく、試行錯誤を続けていくほかない。

月末のあれやこれやを、ぼちりぼちりと片つけながら、冬のはじめの月へと向かう。
思えば、今年もあと2ヶ月だ。

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