陽も翳ったので、今日ラストの庭遊び。
わんこらの遊ぶのを眺めていると、どうもわが顔の周辺に違和感を感じる。
目を凝らすと、小さな白い虫が多数乱舞している。
朝見た蚊でもなく、うちなかのショウジョウバエとも異なる。
当地では、雪虫と呼ぶ。
あぶらむしの仲間だが、この虫を目撃して、一週間~10日で初雪がみられる。
思えば、もう10月なかばである。
本格的に冬支度を告げに飛来するのが、この雪虫である。
すでに、朝夕は適宜ストーブを焚き、室内でも重ね着もしている。
立ち居振る舞いでは、既に冬のスタートを切っているのだが、雪虫でのんびりしていられないな、そこまで本格的な冬が来ていると教えられる。
ところで、虫たちは冬はどうしているのだろう。
セミが地中にもぐるのは子供のころから教えられるが、蠅蚊雪虫は想像もできず、学習意欲もない。
野菜に端境期があるように、虫にも、もぐっている時期と生態はあるはずだが、知らず。
知っていることは知っているが、知らぬことは知らない。
さきほど、物故された著名な物理学者の遺稿闘病記を読んだが、ご自身の学問ですべて医学医療に投影されて、これではきついわなと感じた。
生き物は、種も個体も、生きてきたように死んでいく。
さて、この冬は無事越せるだろうか。
実にこころもとないが、こころもとなく暮らすほかなし。
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