2016年9月26日月曜日

失見当識

暇に任せて、PCやタブレット、スマホのあまり利用していないソフト、アプリをいじってみる。

小さい規模のところが、結構厚かましい同意を求めるが、危ないと思うと、承諾ボタンを押さずに戸口で撤退する。
しかし、虎穴に入らざれば虎子を得ず、大きい利便性の高いサイトは、使わないと不便だ。

Amazon、Microsoft、Google、Facebook、Yahoo、dropbox、Skype、hangoutその他もろもろ、常用する有名どころも、日頃いじらぬ機能もたまには覗くように努めている。
覗いてみないと、己の個人情報や扱いがどうなっているかわからない。

危険なのは、自動でクラウドにあげる、気が付かずにあげられてしまう、あがっている状態だ。
いまもチェックしたクラウドのスポットをみると、自撮りのjpgがいくつか載っている。
連絡先に、名も覚えていない、かつてメールをやりとりしたり、SNSで袖すり合ったらしき人々の名前が備忘されている。

わが性癖には、やばい写真を保存するような範疇はないし、誤解を受けかねないサイトのキャッシュだって、わざわざ温存することもない。
しかし、事故的に間違ってボタンに指が当たって、風呂場でのネットサーフィン時の裸体が残る可能性もなくはないし、前記したこちらが覚えてもいない雑多な通りすがりの個人情報がクラウドにトラップされていることもあり得るし、困ったことに、これを今日のパトロール的ないじりやチェックがなければ、まったくそういう事実の見当識すらないのだ。

まあ、有名通販サイトは、何から何までこちらの購買可能性があったり、食指の動く対象を知悉している。
毎日のようにメールで、これいらんかねえと構いに来る。
SNSは、こいつ知ってるだろと、ほんとに実に遠い知己まで挙げてくる。
人だけでなく、先にあげた提携先の通販の広告も、カスタマイズした形で挙げてくる。
こちらも慣れているから、不要と思えば洟もひっかけない対応に徹して、そのうちこちらに気がないと判断して勧奨風もやってこなくなるが、そういう私生活隅々までグリップされる空恐ろしい世界に、われわれは居るわけだ。

まあ、利便性の高いところを利用すれば、こういうことを前提に動いていくほかないのだが、たまの手入れで危ない現実を痛感する次第である。


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