自分のよかれと思う気持ちが、通用しないというのは、子供のころに覚える。
大人にしかられる、意見が唾棄される、日々体験する。
だから、そういう体験で十分学習したはずなのに、かなしいかな人は自意識から自由になれない。
もちろん、自分が自分の味方をしてやらねば生きてはいけない。
しかし、カラスなぜ鳴くのカラスの勝手でしょ~♪という摂理を理解しないと道を誤る。
以下、わがささやかな体験知見である。
わがクライアントは、ちょいと変わっている。
わたしが変わっていることの因果ではあるが、理由は以下のとおりである。
ちょうど仕事はじめが、インターネットなど遠隔通信の創莽期にシンクロしていた。
地場の仕事のほかに、顧問先などは遠隔地も少なくなかった。
このサイトが、わが気付きの対象である。
よかれと思って、濃いコンタクトを取ろうとすると、お叱りというか、不要という反応を得ることがある。
要は、コンサルタントは遠くで、あまり密でなく、濃くない、ほどよい関与が欲しい。
そんな方々が、クライアントの相当部分を占めていた。
こういうケースは、つかず離れず、あまり濃く頻繁なアクセスなどせず、淡々と推移することが喜ばれる。
勘違いして、変な忖度を優先して、入り込み過ぎると、かえって顰蹙をかいかねない。
実は、こういうことは、地場のクライアントも同じ。
構って欲しいところでは、押してほしいが、関わってもらいたくないポイントでは引いておいてほしい。
そういう本音が多い。
もちろん、いうべきこと、関わるべきところで、腰を引いたり、放置すると事故が起こる。
だから、要所要所の突っ込みは必須である。
問題は、カラスの勝手をしっかり把握することである。
そのためには、押し引きで、本音をディテクトする必要はある。
やっと、このところ、この要諦を知るところに達した。
日暮れて道遠しだが、気付きに遅すぎはないだろう。
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