2016年9月21日水曜日

渡る世間は鬼ばかり

直近アーカイブを、youtubeで何度かrefrain。

泉ピン子演じるラーメン屋「幸楽」の女主人の今がテーマだ。

夫の角野卓造は、セミリタイア気分で、オヤジバンドの活動に一心不乱。
妻にも、上手にリタイアせよと説く。

しかし、妻はスタンドアロンの道を見つけられず、嫁の家や、旦那のバンド、その他各所に出張って、敬して遠ざけられる。

自分は、相手のことをおもんばかって助力にと猪突猛進するのだが、そのターゲットになった人々は、孫に至るまで迷惑千万、やめて頂戴モードで対する。

橋田壽賀子ドラマは、旧い家族関係を描いてレトロな風に見えて、その通用性の破綻を描いて秀逸である。

このような橋田ドラマも、まだましな予定調和を描くことができている。

現実は、パラサイト子弟と、しがらんだ親世代。
あるいはへたった親と介護離職。
子供虐待、一家心中など、目も当てられない現実のオンパレードである。

それでも、社会は解決を模索するほかない。
答えは、ドラマのようにはない。



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