2016年9月14日水曜日

たった六つでいった仔に

花を飾って、涙して。
手のひらのうえからのいままでの思い出を、たくさんたくさん繰り返し。
残された小さな仔らと、喪に服し。

自分の定めは、どうなとなれと割り切れても。
愛する仔への哀しみは、おしてはかえす波のよう。
朝のうちはまだまだ走ってゴミ捨てにも行けたのに。

おなかを切った飼い主と、石女手術の仔のおなか、ともに上手に力めない。
便秘気味で頑張る姿をみながら、いつも心でわびていた。
愛玩動物なんて名がつけど、飼うこと自体が罪のごと。

ドッグイヤーを翻訳すれば、まだまだアラフォー、もう少し生きてほしかった。
生老病死は、いきとしいけるものの定めとはいえ。
もう少し、一緒にいたかった。

金魚を飼おうと通販で一昨日きた水槽を片つけた。
命あるものをめでる余裕が消え去った。
当分喪の日々が続く。

短い命のパートナーに教えられることどもは無尽蔵だ。
当面、手短にリカバーなんぞせず、ゆっくり弔おう。
ありがとう、わが愛嬢よ。


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