2016年11月17日木曜日

夢分析あるいは夢十夜

今夜の夢は、一番手はなんだかイリーガルな組織の活動を側見するような夢だった。
北野武監督の「ソナチネ」「アウトレイジ」「アウトレイジビヨンド」などを観たせいかもしれない。

二番手は、学生のような独り暮らしをしていて孤独な心象風景を味わう呈のものだった。
現在進行形の暮らしぶりが影響しているのかもしれない。

漱石の「夢十夜」は青空文庫を朗読ファイルにしたものをよく聞いたが、いま調べると夢百夜と誤って覚えていた。
漱石の夢十夜は、フロイト的に考えても、ユング的に考えても面白い。

いずれにしても、覚醒時に考えるコンテンツは、意識や覚醒時の狭い目的合理性に縛られて、狭苦しい。
それに比べて、夢は悪夢含めて意識を逃れて奔放である。

自分が意識のタガが外れると、こんな風な世界を展開するのかと興味深い。
人生が二倍とまではいかなくとも、1・5倍くらいに膨らんだ感じで、得した気分になる。

多分日頃意識で抑圧している部分が解放されたり、効用もありそうである。
そら恐ろしい部分も垣間見て、少し自己理解も拡がる。

効用ばかりではないが、いまのところ夢見を楽しんでいる。

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