2016年11月10日木曜日

苦悩を通しての歓喜、タンタンタタタータタ~♪

やっとこ届いたツールで、ビデオテープをファイルに。

これまた、いつものように、なかなか動かない。
またカスつかみかと予期不安を持ちつつ、ああでもないこうでもないとやっているうちに無事おとしどころを見つける。

ソフトのモード選択が適切でなかっただけで、わかってみると単純かつ簡単な操作であった。
コロンブスの卵というのは、だいたいそういうものである。

しかし、ごててごてての涙のあとのうれしくさ、楽しさは倍増だ。
空腹は最高のアペリティフ、ベートーベンいうところの苦悩を通しての歓喜、その他この謂は数知れず。

この機微がわかると実におもろい。

山本夏彦翁は「死ぬの大好き」とおっしゃり、その題名のエッセイも上梓されているが、若い頃は人生に絶望して自殺を図った師も、老境にはホンに人生の最期の味もグルメ気分になられていたのがよくわかる。

いまバックアップしている「ひまわり」も、そのあとにバックアップする予定の「秋のソナタ」も、このようなほろ苦く甘露の人生を描いたものだ。

淀川さんじゃないが、映画って、人生って、ほんにいいもんですね。

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