2015年9月9日水曜日

風吹かば倒る

庭でわんこといつもの一時を。
そう思って外に出て、あやつらに引っ張り倒された。

狭い庭も裏に回れば玄関も見えず、不用心ゆえ鍵はかける。
シリンダーを回すのに集中していたら、強い引力で引き倒された。

走りたいばかりの彼らの力は、相当のものである。
まだ普通の態勢ならば重力に抗すことはできるが、彼らの牽引力が加わると勝てなかった。

幸いケガなくすみ、たぶん慢性硬膜下血腫は大丈夫だろうから、今度からは先にドッグランに放り込んで鍵をかけようかと思っているが、油断も隙もない。

こっちが手綱を捌いて支配しているつもりが、ちょっとしたタイミングでnature teach me.
すきあらば、自然の力が、君を試すかの如くに教育的経験を与えてくれるのだよ。

ペットならばわずかに教育も可能な部分はあるが、大きな自然の狼藉には逆らえない。
そういう場合は、シンクロして倒れるしかない。
このところ人間が地球上でなしている諸々がろくでもないと感じているので、パスカルのように考える葦であるなんぞと能書きをプラスして倒れる余裕はない。

まあ、危ねえもんだよ注意しな、の教育的メッセージを天より受けたとして新規巻き直し。

でも、後に支障がなければ、ぶっ倒れるときに、ありゃーいかんいかん・・・・・
ああやっぱり倒れた、というmomentって悪くはなく、ある意味で気持ちいいのね。

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