2015年9月29日火曜日

ムーンフェイス

スーパームーンらしい。
初耳だったので、らしいにとどまる。
小学校高学年で日の出の観測を女先生に命じられ、sketchや角度の測定をした頃で、天文とのお付きあいはほぼ終わった。
高校で地学を教わったが、多分興味が乏しかったのだろう、微々たる知識を得ただけで終わった。

ということで、今日もにわか天文ファンにもならず、ウロウロしたりはしない。
たまに、月や太陽を意識したときは、チラッと目をやり、天空に想いを馳せる。
今日も月は拝んでいないが、不思議は感じている。
スーパームーンであれ、オーディナリームーンであれ、月は結構でっかく見える。
ところが、地球をサッカーボールにたとえて、月との距離や大きさで比例させ、自分の元にサッカーボールを置くと、月は遥に遠く小さすぎて見えない。
そんな、遠さ、大小なのに、天空ではあんなに大きく見えるのか?
天文学、物理学、数学、生理学に精通しているご仁に遭遇できたら聞いてみたいと思っているが、死ぬまでに会えそうな予感はない。

こういう俗人的疑問は、実は非常に重要である。
今日はドクター師匠の講義を若いひとと肩を並べて聞いたのだが、学生さんに振られたここに座っていて東西南北はどっちとどっちだのご下問。
地頭偏差値の悪くない学生諸氏にも、勘のいいのと悪いのと、当たるのと外れるのvariety豊か。
実は、これは大事。
実務家で、これを間違えると危ない。
わが方向感覚も鈍く間違えやすいが、ひとつだけ自信のあることがある。
それはその弱みの自己認識が身に染みていること。
したがって、必ず逆張り、ポートフォリオ、確実なディテクションも加味するから、そう大きな間違いにはまってしまわない。

話は、勘の話に流れたが、SNSでの話題。
あるドクターが、健診で肺がん疑いのご婦人の相談に乗った話題。
そのご婦人は、2枚の写真を見た某Drから、2枚は人違いで云々と説明をうけたという。
相談をうけた書き込み先生は、この写真を加工して、スーパーインポーズして、同一性を検証したという。
この記事に、わがネット「友達」の健診専門医は、コメントで、健診領域でも複数の写真を差分解析して、変化を分析する専門手法があることを紹介していた。
教授が、いくら学生さんに東西南北の見極めの重要性を説いても、勘は間違う。
そういうときに磁石やGPSは便利で重要だ。
もちろん、機械も誤作動誤表示があるから、勘が鈍くてよいわけではない。

スーパームーンのように福々しいお顔の方に遭遇して、これが生まれついてか、この頃急に健啖家になったのか、あるいは病気や服薬でいわゆるムーンフェイスになったのか、いちげんさんではわからない。
過去現在の写真を比べたり、スーパーインポーズして、骨の形も変わっていないか、ボロボロになってないかなどの検討も必要になってくる。

月を想い、丸顔への連想に進んだ今日のミニ回想記。

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