2015年9月8日火曜日

ゲリラ豪雨

このところ晴天が続いているが、しばらくまえは驟雨、雷雨がときどき襲ってくるような天候だった。
ゲリラ豪雨と呼ばれるようなキツそうな急変ではないが、一応ピクっとはなる程度の急変。

さて、天気の話でなく、このところの世相。
外回りの車窓から、コンビニ店がつぶれて、不動産屋の広告看板がついているのが見える。
ほんのしばらく前、盛業に見えていたのが、厳しい。
近所にも、「自分等もいつまでもつやら大変だねえ」とよその閉店の話をした店長のいた別系列のコンビニも、しばらくしてつぶれてミニ宅地分譲に変じた。
コンビニも、どこもギリギリの競争で、フランチャイズ契約の期間を満たす前にこのような姿となるところが多い。
すべての資産や担保を差し出して、なんとか破産しないで足抜けするのがいいところと想像できる。
そういうのを知ってか知らずか、新たにオープンする鴨さんもつきない。

ミニ宅地開発だって、オーバーローンで愛するマイホームをチャラにもできず借金抱えて手放す人も少なくない中で、ちゃんと売れるよう。
結構見映えのする車を駐車する新居住者の風景もみえる。
世は当たり前のことだが色々。

しばらくいくと、コンビニならぬ病院の玄関に、テナント募集の張り紙がみえる。
知らぬところではない。
クリスチャン風の名前がついているが、結構あざとい診療をしていた。
院長はレスピレーターやペースメーカーの装着に余念なく、スタッフにもボーナスボーナスの元だからと掛け声をかけていた。
子供らは内地の医療系進学の歩留まりのよい学校に入れて、事業承継にもおさおさ怠りなしとみえたが、急死。
病院はミニチェーンのやり手理事長の枝となり、当時のニュースにもなっていた。
それから数年。
吸収した母体はこけていないので、ベッド数だけ調達できたら箱ものはM&A後スクラップの扱いでいいのだろう。
元院長の遺族にどういう処遇があったかは知らず。

中国の経済がーとか、欧米がかくのごとく苦難とかいうものの、わが国のもろもろのなりわい状況もただならぬ相貌といえばかくのごとし。

内戦に近いスラプスティックが中国内に起こりつつあるといわれるが、報道管制下でも経済破綻による自殺者が急増しているらしき話も耳にされるし、欧米もこれらに共依存しているゆえに特効薬もなし。
考えてみれば、我らもさも似たり。

雨はやんではいるものの、塹壕のごとき塒からよしの髄を覗けば、みえるは一応の晴天。
次の晴天の霹靂にはいかがいたそう。
まあ、いい答がないゆえにこうなってるわけで、嵐の前の静けさを風流にすればいいのだろうが、貧乏性でできずいかんねえ。

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