2015年9月13日日曜日

見えるか、見えないか

ある美人が、わたしは自衛隊が犯罪的な存在だと思うので、被災しても助けてもらうより死んだ方がましだというTwitter書き込みがあった。
その他のツイットも中国マンセーの、しかも常軌を逸したmodeの書き込みである。

そのうちこれは架空人による書き込みだという指摘がネットに流れた。
某FM局にはプロフィールに該当する人間はいないと。
指摘子は、ネトウヨの仕業だと。

これが右よりの人々が蝟集するサイトに行くと、左の連中の工作だといいつのる。
これを確実に証するデータ提示もない。

ネット放言で、特に犯罪に即該当するように思われない類ゆえ、警察も動かず裏もとれない。

まあ、ホンモノの工作員ならこのような直截な露骨なむちゃくちゃな手法は普通使わないだろう。
ゾルゲもコミンテルン、ソ連のスパイだったが、ドイツの特派員で密かに日本の中枢に浸潤していった。
ヨシフ君も、名前どおり、コミンテルンの頭目に子分だった親が憧れた息子で、実際に衣鉢をついで共産党員から転じて公然活動家になり、ナチスの突撃隊似の外宣counterの横で使嗾しているのがせいぜいだ。
ここまでお馬鹿な公然活動はしない。
中国だって変にウオッチングされるここまで稚拙なことを工作員にさせない。
つまりは右にせよ左にせよただのふざけにせよ、架空のつぶやきであることはまちがいない。

長いイントロをここまでにして、肝心の見える化、見えない化について語ろう。
ネットだけでなく、この頃の計算技術、グラフィック技術等々の進化できれいな図表や動画が学術資料の分野でもめざましい。
専門知識や自分の頭を駆使することをサボっても、見える、わかったつもりになれる、それを基に次に進もうとする。
しかし、これが8~9割適切、1割捏造、改竄、意図的でなくともオーバーラン等々のキメラであれば、どうなるか?
ゴミ部分がbaseになれば、その上に積み上げられた知見判断予測は、多く、大きく外れる蓋然性が高い。

われわれが直面している様々な問題のどれだけが、このような有り様、罠に関係しているかはわからない。
ただ、おぼろげには読める。
たとえば、サブプライムローンの破綻、リーマンショック。
金融工学の最先端の計算でまず焦げ付かない。
そういって金融工学系エリートらが設計したシステムが見事バーストした。
中国が現在剣ヶ峯を綱渡りしているのも、共産党の捏造改竄による見える化見えない化の複合体が自壊しかけているところが大きい。

このように、人間は見たいものを見たがり、見たくないものは隠したがる。
これを超克するのは至難である。
座頭市さは、「めあきは不自由だね」と呟くが、五感第六感を駆使しても悟ることは至難。
ため息のでるような見事なトリックや催眠術、イリュージョンがあるゆえに、われわれは素面に現実を見つめるというのは容易でない。

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