2017年4月28日金曜日

齟齬

立派な蔵書だから、貴重な遺産として公立図書館に遺贈する。
ご本人やご遺族は信じて疑わない。

ところが、実際はそうでもない。
大きなスペースを取られ、管理も大変だ。

知己が米国留学でNIHに学んだが、聞くと既に図書はない。
すべて電磁化され、図書館には空の本棚が遺物として並べられているという。

実は、民営化のTSUTAYAから、国立国会図書館に至るまで、この流れである。
それを分からず、ご当人ら以外に「文化人」ぶったトンチンカンな愛書家たちがブーたれる。

口を挟めばしかられるので、遠くでこのように呟いてみる。
多分こう云っても分からぬご仁は分からぬであろうが、、、、。

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