2017年4月27日木曜日

甲論乙駁

独裁国家でも激しい議論は行われる。
しかし、ひとたび独裁者の忌憚に触れる言動で怒りを買うと、粛清され惨めな処刑などの受難を余儀なくされる。
民主的で自由な体制では、基本的に甲論乙駁が許される。
もちろん、この事を逆手にとって、フェイクニュースを垂れ流したり、問題の多い工作活動を行う輩もわいてくる。
一応多くの人々は自由がいいと考えている。

ところで、SNSなどでは、同調圧力や「いいね」の内輪誉め体質で、自家中毒的な姿が目立ったりもする。
もちろん、そのような弊にsensitiveに動いていれば、情報のハンドリングに資するところは大きい。
わがスタンスからは、一丁噛みでありのままをmonitorするようにつとめるのを良しとしている。
あまり己の愚考や愚行に無理矢理引き付けようと反応すると、判断や対応を誤る。

一般に人の言辞は、犀利な分析と愚昧な臆見のcomplexである。
難しいのは、それらがまた不可分に入れ小細工になったり、縦糸横糸となって縺れグチャグチャになっていることが通常なことだ。
そういうところは、他人には分からないから、他人様はそれそれと放置するほかない。
そういう点でも、過剰な甲論乙駁はムダなだけでなく、有害になることも少なくない。
ヘタな介入は、ゴチャゴチャグチャグチャの拡大を招くばかりとなる。

さはさりながら、一丁噛みを続けている世界がある。
もちろん興味本位ではあるが、面白いから噛み、酸いや甘いも、読み込み済み、承知の助である。
ということで、今日もそんな作業を続ける予定である。

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