2017年4月13日木曜日

夜のしじまに

静かな夜は大好きだ。
昼にしっかり動いた夜は、ひたすら良眠で泥のように眠れる。
明日の懸案は、ゆっくりと夜のしじまでユラユラと解きほぐしていく。
右左上下なく一日は24時間、空間は立って半畳寝て一畳、人生は一度生まれて一度死ぬ、この地点で生き物は平等だ。

ネットは基本一丁噛み。
インボルブされずぎると情報やノイズに振り回される。
触らないと、何が危険か、どの程度なら安全か確かめられない。
また、首相から独居老人まで、世のネットワークの一部だ。
しっかり一丁噛み的に、噛む、噛まれる、袖すりあう。

シン・ゴジラの首相官房長官防衛相らのように、有事ではトップであるがゆえに危ないこともままあり。
政府ヘリに乗ろうとする官房長官が、下の道で移動する副官房長官に「わしらが先に着くと思うが、後程会おう」と申し向けるが、「這ってでも行きます」と答えた副官房長官や米軍基地に折衝に向かっていた総理補佐官が生き残る。
与党保守党の関西弁の政調会長の云うように「政治家は運だ」もあるが、庶民だって生き死には運が大きい。
われらは偶然生きているが、その偶然を紡ぐのが生きるということだ。

さて、戦後最大の変動期に、夜のしじまは未だしじまのままで、静かに快い。
平和よ、あれよかし。

0 件のコメント:

コメントを投稿