2015年11月16日月曜日

それでもリンゴの樹を植えようか~♪

いつも書くように、リンゴの樹の話は、若い「友達」の言葉に触発されてのことだ。

これからくっちゃべることは決して悲観論のつもりはないが、掛け値なしの現状認識。
ゆえに少し状況にsensitiveな諸氏には、決して驚くような話ではない。

現下は、世界戒厳令下の、不況はらみの、厳しい状況である。
国際連合は、戦勝国世界牛耳り機関から、若干そのような状況、デフォを維持できなくなった「体力低下の戦勝国」と、それ以外の国々が蝟集して何とか国際的秩序を維持形成していこうというところに変化してきている。

各論的には、欧米に露中を加え、アラブ系フーリガンISのテロ攻勢に、なんとか対抗しようとしている最中。
その中(華)が、突っ張りハイスクールロックンロールを演じて、もうすぐ練鑑どころか、崩壊の憂き目で逃散を余儀なくされそうな気配。
経済統計もまともに作れない自己見当識喪失状態の赤色独裁国家ゆえ、どれだけのbehindかご本尊らも把握できてないようだが、内外のeconomistで少し目鼻の利く人々は、マイナスの経済成長で、バラマキで外貨準備も底を尽きつつあり、産業も中進国の罠で、合理化も、再構築も困難な状態ではないかということだ。

そんな状態に腹心をガードマンにして暗殺を必死に懸念して、あたかも地下に潜るかの施政維持に腐心しているかの習近平氏に長期の党支配は望めるかというと、将来展望はpoorと判断せざるを得ない。
習近平との会談で、さすがに「arrogant」と立腹したといわれるオバマも、おそまきながら南沙諸島の基地島の領域に軍を派遣して、caution以上の実力行使を行っている。

わが国も、このような情勢を傍観するわけに行かず、従前の9条教を離脱すべく、real politicsの世界に足を踏み入れた。

このような、ミニ第三次世界大戦下で、一番大事なのは生存&経済だ。
臨戦体制のハイパーテンションばかりで生きてはいけない。
経済を安全保障の上に上手に乗せて、しっかりと日々の暮らしを維持できる形に運営しなければ、ローマがそうであったように、メルトダウンする。

今月の文藝春秋に、安倍晋三総理の一億総活躍の本意説明が載っている。
欧米中露その他の世界の国々に、景気のよくなるような話は皆無で、縷々書き連ねてきたように、われらの予期不安を増大させるようなtrendばかりが目につく昨今である。

だからこそ、リンゴの樹を植えようかという性根が要る。
総理の一億総活躍の主旨説明は、そのようなものである。
今日も若き「友達」は、師範に面、胴、小手をピシピシと指南され、それでも元気そうに朝の修行に赴いたようだ。

われらが未来は決して暗くない。

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