2017年3月22日水曜日

老いさらばえて

わが話題、日頃サバイブ話に集中するので、ずいぶんと命汚いガリガリ亡者かと思われるかもしれないが、実は生き死には割と恬淡としている。

実は、もうずいぶんと死にかけている。

10余年前、進行ガンを患って、ホスピス所望で入れていただいた病院で外科医に「切ろうよ」と誘われ助けていただいた。
しかし、腸管の末端が切除されているので、内部障害者的である。
数年前、誤飲で救急救命centerに運び込まれ九死に一生を得た。
しかし、気切で気管は変形、「瀬をはやみ」の崇徳院ではないが、水も痰も上手に飲めない。
すぐにムセたり、詰まったりしそうで心もとない。

よって、ひとつノロだインフルエンザで、抵抗減弱部は破綻しかねず、昇天のリスクは実に大きい。
だから、板子一枚下地獄感覚は強い。
加えて、入院生活で、下手すると獄死レベルの強制収容所的生活のおぞましさも脳裡にしっかりとインプットされている。

要は、当たり前の人間になっただけのことなのだが、これもまた嬉しい話である。

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