2017年1月6日金曜日

ローカル路線バス乗り継ぎの旅で考える

「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」という番組がある。
この十年程で、24作あり、最後は台湾ロケで映画化したり、25作目というオマケというか、最終作を新年に流して、一応の〆となった。
今後は、別キャラの続編というアナウンスもあり、その試作も観たがどうなるかは未知数で、今は太川陽介と蛭子画伯の今までを総括してみる。

ひとまず番組を離れる。
この番組には総括編がある。
https://youtu.be/JB6M4PqTUHc
これを眺めると、時代の変遷がよく分かる。

年々、交通の統合が進む。
新幹線が、廃線が、その他諸々が地域を襲う。
同時に、コミュニティバスのようなpatchyな手当が進む。
急峻な統廃合が進んでいることが、ローカル路線バスというシステムのあり様でわかる。

これは大きい。
乗って行く方は別としても、制作サイドはそれを知らないと番組は作れない。
「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」が、下手をするとすぐに「ローカルコミュニティバス乗り継ぎの旅」に改名の必要が出るかもしれない。
これは当の住民らさえ現在進行形の話ゆえ、見えない、見えにくい。

話をさらにグッと飛ばす。
政治や経済は、所詮上部構造で、baseは下部構造だ。
このように人の集住は、日々変化し、姿を変える。
そして、それは世界の裏側から宇宙までと繋がるが、さしあたりは今ここで生きる人のなりわいに集約される。

そんなこんなを思い、わがローカル生活の旅は、日々続いている。
こちらがさほど動いていなくとも、世界は日々大きく動いている。
面白いどころでなく、戦々恐々としつつ、それなりに楽しんでいる。

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