2017年1月25日水曜日

孤独のグルメ

滅多に外食はしない。
しかし、「孤独のグルメ」はいい。

作られ方、供され方、流通、業態その他もろもろを極める眼で描かれている。
もちろん礼賛編のみならず、変わったやり方それは無理だろうのケースもディスる形でなく、無理なく描く。

家族経営でも、コンビネーションとその推移で、食は変わっていく。
「伊集院光とらじおと」でも、あの頃あそこにあったあの店コーナーが人気だが、転変の激しい現在、食のフォーカスは故事来歴をはらみつつ移転を繰り返したりする。

そして、最も大事なのは、食うご本尊の方だ。
シリーズ維持のため面白おかしく脚色はしているが、逆に長いシリーズゆえ一貫した物語性も維持される。
主人公のサラリーマン生活が紡がれていく。

内食、中食中心のウオッチャーとしては、レシピ集やTPO集として貴重だ。
「バス乗り継ぎの旅」のようなハプニング性は望むべくもないが、ちょいとずれると美食も何もあったもんでないの世界は描かれている。
しばらく堪能予定である。

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