朝一で朝市に出向いたが、近所の買い物行だって容易でない。
タイムキーピングだけでない。
財布から小銭を出すか、プリペイドカードを使うか?
ちょっとした塩梅のズレがトラブルのもとになる。
いまや車庫は雪中に閉じ込められているので、車は使えない。
バスを乗り継いで、上手に行って来いをしなければならない。
荷物は、まとめ買いのパターンなので、帰りの挙動も十分な計算が必要である。
今朝は、最初に目的地の違う駅行き直行便に乗ってしまい失敗した。
乗り換えで、結局もう少し待てばよかった次のバスに乗ることになった。
しかし、この中途のバス停は、多方面からバスが来るので、仮に土地勘のない旅だときっと交錯するバス群に翻弄されただろう。
朝市では、後に銀行に寄って記帳や引き下ろしの作業の予定もあって、これまたタイミングが重要となる。
はやすぎて手持ち無沙汰、遅すぎると帰りがうまく行かない。
このところそういう読みに腐心しながら動いている。
これには東テレの「路線バス乗り継ぎの旅」が、実に参考になる。
うまく算段しないと、見事なしっぺ返しにやられる。
一分のずれで、所期の目的を達することができない。
太川陽介さんと蛭子さんの苦労も、ほんのちょっとしたズレだ。
ところで、このところ「帰って来たヒトラー」や「靖国」、「リリーレーフェンシュタール作品」などを眺めているが、このような作品が描く世界も、「バス旅」同様に微妙な展開を示してくれる。
E・Hカーは、「歴史とは、現在と過去の対話である」と喝破したが、この頃やっとその実感が強くなってきた。
よくもまあ、一回りすぎのサバイバルを完遂できたおかげである。
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