2017年12月19日火曜日

壁の壁

養老先生のご本は、死の壁デビュー前からいろいろと読んだ。
語りおろし大作家になられてからも、構造主義生物学関係のものなど古いモノも回顧的に読んでいる。
このところ、いろいろと受け入れられない論調もあり、卒業縁なしになりつつあるが、基本追っかけ的ではある。

ところで、大学定年前リタイアの話は、面白かった。
同僚の教授らの「明日からどうするの」のご下問に、「先生はいつお亡くなりになるのですか」と応えた話だ。
大学教授の医者も、定年前に在職死亡する例もずいぶんある。

人は痛切な悟りがない限り、基本能天気だ。
何の壁といったところで、かくなる壁の壁が一番大きい。
いちいち議論するのが面倒ならば、敬して遠ざけるのが最適である。

さて、世も明けてきた。
今日も図書室からスーパーに回るか。
日々の雑事にこそ神が宿る。

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