久しぶりに黒澤監督の「生きる」を流す。
志村喬さんは、昔から更けていた。
そういや加藤嘉さんだって、近いところなら柄本明さんだって同じだが、、、、。
途中で、志村さんを引き回す伊藤雄之助。
数学者の森毅先生がよく似ていたが、テイストも近い。
役所をスピンアウトして女工さんもいい味だ。
息子役の金子信雄、金子さんの奥さんもちょい出て好演。
ガンで余命いくばくもないと自覚して、自分のライフワークを見つけて奮闘、最後に公園で歌うゴンドラの唄がいい。
助役の中村伸郎を揶揄するお惚け味の左卜全も実に面白い。
考えてみれば、我々多くは惰性で生きている面が強いが、ゴンドラの唄のとおり、命短し恋せよ乙女である。
自分もガンや事故で、それを自覚したから、幻想から覚めたが、決していつまでも生きることが出来るわけではない。
だから、道ならぬ恋かもしれないが、道をつけて恋をしようと思っている。
夜は東京物語でも見てみようか?
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