2015年10月3日土曜日

メタプロファイリング

確か昔読んだ丹羽文雄氏の「小説作法」に書いてあったことだと記憶しているが、小説を書こうと思うぐらいの人間ならば、相手が自分にどうしたこうしたときに、なぜそうするのだろうと根問いする資質が必要だという。

確かに、これは大事だ。
やなやつだ、おだててくれて有頂天だけなら、小説にはならない。

小説作法を読んで、己には小説を完成する能力のないことはよくわかったが、プロファイリングの重要性はいつも感じている。
このところ考えているのが、メタプロファイリングだ。
プロファイリングは、相手の言動をウオッチングして、丹羽文雄さんのやれとおっしゃる根問い、とことん検討をするわけだが、その手段は己という鏡に相手を映し、己のフィルターを通して相手をスケッチすることだ。

当然、こちらの能力、リテラシー、価値観、感情移入、感情転移その他もろもろ全てが出
る。
つまりは、見ることは見られることだし、ラベリングすることはされることだし、先般も書いた観測問題、つまり相手に影響を与えるインタビューなどならば、当然そのこと自体が相手に影響を与える。

つまり、このような相対性原理的な機微を踏まえながら、自己省察を加えながら作業しないと大きく間違える。

ということで、某先生、某先生、某先生、、、、その他みなさんごめんなさいね。

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