2018年4月22日日曜日

人生フルーツ(続)

一、二度観て、net検索で、制作側事情も知る。
名古屋のテレビ局の制作だが、ほどよい力が入っている。
ドキュメンタリーとしては、力作だ。

九〇代と八〇代の夫唱婦随、婦唱夫随のデュエット物語だ。
奥様は老舗の酒屋だか旅館、つまりは商家のお嬢様、そこに東大の建築科学生のご主人が合宿か何かで逗留。
その後、ご一緒の人生だ。
ご主人はactiveな建築家だが、モチーフがずれると自家に撤退したりする。

突出と後退、そのうまい交代がご夫婦の人生を彩る。
理想の東家風で、最高のlifestyleを頑なに守る。
ご主人はジャガイモ好きで、奥さんは苦手だがいそいそと作る。
美味しそうに食すご主人の風景が、奥様のごちそうになっている。

テレフォン人生相談の相談者の相談は、自営のご主人が言うにはお前は足りぬが過ぎる、エゴイストで俺のことは考慮に入れない、何度も言っているのに、それが通じないといわれると云う。
MCのミュージシャンも、回答者の三石由起子女史も、「人生フルーツ」を見てごらんと告げていた。

確かに素敵なドキュメンタリーだ。
netで見つけて観られたし。

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