2018年5月12日土曜日

夜の自問自答

別に深夜放送を生聴きしようというわけではないが、深夜に目覚めた。

起きる前には、半分目覚めていた。
一悶着あったのだ。
再びわん仔に眼鏡を噛みおられた。
怒髪天で怒ったので、安眠のはずがない。

子供でも、犬仔でも、最初は蜜のように甘く。
長じて叱責すべき事件を起こせば、妥当な教育を目指す。
それで運命が定まれば、関与責任を覚悟する。

そうしてきた積もりで、幸運にも恵まれ、大事件大悲劇を免れて来た。
子はちゃんと親を捨て、それなりに社会生活に励んでいるようだ。
親もなんとか世話にならず生きている。

ただ、タイミングや因果ということがある。
甘露から自立の時に危機は来る。
息子は、今まで甘かったのに、急に自立自律しろと、おかしいとごちた。
ただ、こちらからすれば、それが起承転結というものだ。

今日netで、愛人子焼殺事件の無期犯の今を読んだ。
四半世紀も前の事件で、悲惨な事件だった。
愛人の家に火をつけ、子供二人を死なせた。
女は自分にはおろさせた男を恨んで火をつけたのだろうが、子には罪はない。
男も身勝手を責められ、女房殿も子を失い、夫と老後だ。
無期囚の親は商売も畳み、賠償に尽くすが無一文になっても返せない。
被害者夫婦の家にも謝罪行脚に向かうが、拒絶が続く。
人間の業の深さが辛い事件ではあった。
無期囚は、獄中で悔悟の日々というが、いくら悔やんでも自分の精神的救済にはなろうが、被害者の子供たちは戻らない。

自分の人生も一つ間違えば、こういった業火に焼かれるような事件の登場人物になってもおかしくなかった。
そういう意味では、単なる運や確率の話かもしれない。
ただ、ベストエフォートは要るだろう。

ということで、新たに眼鏡を作ることに。
貧乏ゆえ、最低費用で。
わんこらを単に叱責するだけでなく、自分に出来る最高のベストエフォートである。

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