バカヤロー

庭出し戻りの柵前わんこらが我勝ちにたむろする。
足場をうばわれた飼い主、柵近くの足場失い、転倒。
コンチクショーと怒るが、わんこらは我関せず。

自分で気をつけるほかない。
すべて鍛錬。
日大式タックルは、半身後ろ見で克服した。

最近の図書館玄関。
小学低学年坊主。
あのバカが許せねえ。

よほど腹に据えかねることがあったよう。
小学生にもぶっ潰してやりたい衝動あり。
もう十分人間の基本ができている。

いま観ている「晩秋」にも、子供が親に理不尽な叱られ方して、家出した海岸で「バカヤロー」と海に投石するシーンが出て来る。
下手に育てると、思春期くらいに刃が飛んで来る。

昔、といっても数年ほど前だから現代現在だ。
高校の同窓会を主導した若者が、大量毒殺計画をノートに書いており、親が警察に通報し、ことなきを得た。
実行されていたら、今回の新幹線テロどころか、ひとりオーム事件だ。

この管理社会は、かくの如く、暗い黒い気持ちが解発されたり、暗転暴力化すれば、ただならぬ事象となりかねない閾値下を維持包蔵しつつ動いている。

今日も、バカヤロー、コンチクショーの飼いならしを考えて歩む。